新しいModel 3 Performanceのご紹介

The Tesla Team, 2024年4月23日
Model 3 パフォーマンス

初めてModel 3 パフォーマンスが世に送り出されてから6年が経過し、ここで新型Model 3パフォーマンスをリリースされます。これは、Tesla最新の製造技術とエンジニアリング能力を最大限活用し、完璧でハイパフォーマンスにもかかわらず日常の運転に使える、高度に差別化されたパフォーマンス トリムです。

新型Model 3では、品質とプラットフォームの改善。新型Model 3パフォーマンスは、Tesla史上最もドライバーのエクスペリエンスに重点を置いたモデルです。 

パフォーマンス重視したシャーシ

新型Model 3パフォーマンスは、新型Model 3における最新のノイズ、振動、ハーシュネス(NVH)および快適性の進化を活用し、さらに専用シャーシ ハードウェアでパフォーマンスおよび高剛性を向上しながら、中空ダンパー ピストン ロッドやマルチセクション スタビライザー バー、超高強度鋼スプリング、高剛性サスペンション トップ マウントを採用して軽量化を達成しています。

これらのアップデートにより、外装の下に隠された新技術の有効性を最大限引き出し、より高機能でパフォーマンスを重視したシャーシに仕上がりました。

Tesla史上最強のModel 3

Teslaの次世代パフォーマンス ドライブユニット、パフォーマンス4DUは、トルク、パワー、効率のすべてで前世代を上回っています。前世代のModel 3パフォーマンスドライブユニットと比較すると、パフォーマンス4DUは最大で連続出力+22%、ピークパワー+32%、最大トルク+16%を誇ります。 ハンドルを握ると、ドライバーはコーナーを曲がった後でも瞬間的かつ持続的な加速感を感じることができます。 これはトルクが上がることによってのみ得られる感触です。

これにより、効率を犠牲にすることなくパフォーマンスの向上を実現しています。 実際、前世代のModel 3パフォーマンスと比べるとエネルギー消費量は約2%削減されています。

この次世代パフォーマンスは、Tesla専用Pirelli P zero 4パフォーマンスタイヤ付き鍛造スタッガード20インチ ホイールによって路面に伝達されます。 このスタッガードホイール装備には、以下のような二次的な効果も得られます。

  • パフォーマンス:これは4DUの高トルク出力に最適なセッティングです。接地面積が大きいため、トラクション コントロールが作動するのを抑えながら、コーナーをアウトすることができます。
  • 乗り心地:強化されたリア タイヤにより、乗る人の頭が上下することを低減。総合的な快適性を向上させるとともに、ロール剛性を全体的に向上させています。
  • 航続距離:Tesla専用Pirelli P zero 4タイヤは、回転抵抗がさらに低減され航続距離が向上します。

 

Teslaの電気モーターは、フロントとリアのモーターのトルク出力をミリ秒の精度で調整することで比類なき応答性を実現。これはTesla独自の車両ダイナミクス コントローラー(VDC)によって制御され、1秒間に数百回行われます。 新型Model 3パフォーマンスは、パフォーマンス4DUの採用によりパワートレインのトルク スプリットがさらにリア バイアスになり、コーナーから出るときに大型リア タイヤのトラクションを最大限発揮します。 これにより、クルマがコーナーを出てからの速度の上がりを瞬時に感じられるようになりました。

ブレーキ パフォーマンスを向上するために、トラック走行用ブレーキパッドがModel 3パフォーマンス*に標準装備され、瞬時の減速とより高い温度制限および耐久性を実現します。

新型アダプティブ ダンピング

Model 3としては初めての搭載となり、Model 3パフォーマンス専用の新型アダプティブ ダンピング システムは、ドライバーの好みに合わせて調整したり、路面からの情報をリアルタイムで調整することで、乗り心地とハンドリングを最適にし、乗り心地も向上させます。

Teslaのパワートレインと同様に、アダプティブ サスペンションはTesla独自のソフトウェアによって制御される完全統合型シャーシ サブシステムです。 これにより、OTAソフトウェアで将来製品のアップデートが可能になります。

プリセット モードを使用して乗り心地とハンドリングの特性をコントロールできるようになりました。

  • スタンダード:リラックス/カームは、快適性能と緩衝性能が大幅に向上していますが、どのような状況下のドライブにも適応できるよう設定されています。
  • スポーツ:ダンピング制御を強化して緩衝吸収時間を短縮し、集中力が求められる運転中に路面とのつながりを高め、ステアリングの応答性を向上させながら、より荒れた路面にも適応します。
  • トラック:サーキットで高く安定したパフォーマンスを提供するため、ボディコントロールとレスポンスを最大限引き出しています(トラックモードで自動的に選択されます)。

 

トラックモードV3

アダプティブ ダンピングの採用に加え、トラックモードV3には、モーターコントロール、サスペンション コントロール、パワートレイン冷却、およびTesla車両ダイナミクス コントローラー(VDC)が1つのシステムとして統合されています。

パワートレインおよびアダプティブ ダンピングで採用された新しい制御方式とキャリブレーションにより、ドライバーの意思をより正確に反映し、より予測可能なドライビングが体感でき、ドライバーがさまざまなサーキット環境でパフォーマンスの範囲を探求できるようにスタビリティ コントロールの見直しを行いました。

また、ハンドリング バランス、スタビリティ アシスト、回生ブレーキ、ABS チューニング制御を徹底的に再調整し、さまざまな路面状況においてより一貫した予測可能なドライビング エクスペリエンスを追求しています。

トラックモードV3のUIも改善され、より多くの車両データにアクセスしてコントロールできるようになりました。

機能的でパフォーマンスを重視したデザイン

新型Model 3パフォーマンスは、フロントおよびリア フェイシア、スポイラー、フロント スプリッター、リアディフューザーを含み、ベース車両とはデザインが大きく異なります。これらの新しいデザイン要素は、美しさだけではなく、大幅な空力パフォーマンスと、エンド ツー エンドの空気の流れを改善しています。

これは、コンポーネント レベルですべての表面に適用され、システム全体 (車両全体) として空気力学的に統一感を持たせています。前世代のModel 3 パフォーマンスと比較すると、これらのデザイン要素の相乗効果により、空気抵抗を最大-5%低減、リフトの低減-36%、フロントからリアまでのリフトのバランスの55%改善など、いくつかの大きなメリットを生み出しています。

シートおよびインテリア

車内を見ると、Model 3パフォーマンスには強化型ボルスタークッションでより深く、より運転に集中できるシートポジションが特徴の新しいスポーツ シートが装備されています。 新しいシート形状と構造により、コーナリングやダイナミックなドライビングがさらに快適になりました。 12ウェイ パワー プラス暖房と換気により、RWDやLR AWDトリムと比較して機能性や快適性が失われることはありません。

Model 3パフォーマンスは、新しいModel 3 RWDおよびLR AWDトリムと同様にNVHが改善され、車内の快適性を向上させています。これには、より優れたノイズ遮断効果を得るためのエンド ツー エンドのNVH処理、360°アコースティック ガラス、そして改善されたボディ バッフルとシーリングなどが含まれます。